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中小企業経営者・後継者・幹部のための入門ガイド

むずかしい「経営戦略」を、
3つの階層でスッキリ理解する

全社戦略・事業戦略・機能別戦略——。言葉は聞くけれど、自社にどう当てはめればいいかわからない。そんな中小企業の経営者のために、身近な例とすぐ使えるフレームワークで解説します。

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経営戦略とは「限られた資源の使いみちを決めること」

経営戦略とは、ひとことで言えば「会社の目指す姿(ビジョン)を実現するために、ヒト・モノ・カネ・情報という限られた経営資源を、どこに・どう振り向けるかを決めた方針」です。 大企業よりも資源が限られる中小企業にとってこそ、「やること」と同じくらい「やらないこと」を決める戦略が重要になります。

経営戦略は3つの階層でできている

上の階層が方向を決め、下の階層がそれを具体化します。3つがつながって初めて戦略は機能します。各階層をクリックすると解説ページへ移動します。

▲ 経営戦略の3階層(戦略ピラミッド)

階層問い決めること(例)主な担い手
全社戦略
(企業戦略)
どの事業をやるか?
やめるか?
事業ドメインの定義、新規事業・撤退、経営資源の配分 社長・経営陣
事業戦略
(競争戦略)
その事業で
どう勝つか?
ターゲット顧客、競合との差別化、価格・提供価値の設計 社長・事業責任者
機能別戦略 各部門はどう
それを支えるか?
マーケティング、営業、製造、人事、財務、ITの方針 部門長・現場リーダー
POINT: 中小企業では、社長ひとりが3階層すべてを兼ねていることがほとんどです。だからこそ「いま自分はどの階層の話をしているのか」を意識するだけで、考えが整理され、社員への説明も格段にわかりやすくなります。

3つの戦略を学ぶ

各階層の「いつ決める?何を決める?」から具体例まで、1階層1ページで解説しています。上から順に読むのがおすすめです。なお近年は、この縦の3階層に加えてDX・AI・データなど機能を横断する戦略も重要になっています。

LAYER 1

全社戦略

「うちは何屋か」を定め、注力する事業とやめることを決める、いちばん上位の戦略。事業ドメイン、選択と集中、アンゾフの成長マトリクス。

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LAYER 2

事業戦略

決めた土俵で「誰に・何を・どう差をつけるか」。中小企業の王道は集中×差別化。3C分析、ポーターの基本戦略、ターゲットの絞り込み。

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LAYER 3

機能別戦略

戦略を日々の仕事につなげる最後の翻訳。マーケティング・営業・製造・人事・財務・ITごとの施策とKPI。

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いつ・どの順番で・何を決める?

🗺 戦略づくりロードマップ

Purpose・Mission・Vision → 環境分析 → 全社戦略 → 事業戦略 → 機能別戦略 → 経営計画 → 実行・振り返り。すべての戦略を「決める順番」に並べ、それぞれのタイミング・決めること・見直しの周期を1ページにまとめました。年間カレンダーの例つきです。

ロードマップを見る →

初めて作る人は、記入サンプルつきの「5つのステップ」をどうぞ(目安2〜3か月):

戦略の道具:分析と思考

3階層が「何を決めるか」だとすれば、こちらは「どう考えるか」。分析の手法と、戦略を考えるときの頭の使い方をまとめました。

ANALYSIS

環境分析

PEST・ファイブフォース・3C・VRIO・バリューチェーン。そして「SWOTは最初ではなく統合に使う」という順番の話。事実から戦略を組み立てるための道具箱です。

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THINKING

戦略思考のOS

ビッグピクチャー、ルール・オブ・ザ・ゲーム、クイック&ダーティ。鳥の目・虫の目・魚の目、イシューツリー、期待値による意思決定まで。同じ事実から違う打ち手を見つけるための頭の使い方。

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読んだら、そのまま作れます

✎ 経営戦略シート作成ツール

5つのステップに沿って入力するだけで「経営戦略シート」が完成する無料ツール。入力内容はブラウザに自動保存され、最後にPDFとして保存できます。

ツールを使う →

❓ よくある質問(FAQ)

「戦略と戦術の違いは?」「価格競争から抜け出すには?」「KGI・KPIはどう設定する?」——つまずきやすいポイント31問を、カテゴリ絞り込みとキーワード検索つきでまとめました。

FAQを見る →

戦略とは、明日の朝礼で話せる「一貫したストーリー」

全社戦略で土俵を決め、事業戦略で勝ち方を決め、機能別戦略で日々の仕事につなげる。

この3階層が一本の線でつながったとき、社員の動きが揃い、限られた資源が最大の力を発揮します。まずはA4一枚、自社の3階層を書き出すことから始めてみてください。