断片から、組み立てなおす
【知的生産】断片から、組み立てなおす
記憶は最初から一本の動画として保存されているのではなく、静止画のような断片と、そこに紐づいた言葉・感情などから、後から連続した出来事として感じられているのではないか。
気づいたこと
過去のことを、ふとした瞬間に無意識に思い出すことがあると気づいた。 特に、過去の嫌だった体験を思い出すことが比較的多かった。 特定の出来事そのものではなく、過去の体験と似た出来事やキーワードを耳にしたことがきっかけになる場合があると思った。 その瞬間、当時の嫌な感情が「ギュッ」と一気に蘇るような感覚があったが、長時間続くわけではなく比較的すぐに落ち着くとも感じた。
過去の出来事を思い出すとき、はっきりした動画のような映像ではなく、一瞬だけ「写真」のようなイメージが浮かぶことに気づいた。 その写真は動いていないのに、当時の状況や感情が結びついているために動いているように感じる。 一瞬の静止画とその場面に紐づいた感情や言葉、という形で記憶が浮かんでくる感覚だと思った。
無意識に嫌な記憶を思い出すだけでなく、「今日どんなことがあったかな」と自分から過去を振り返ることもあると気づいた。 良かったことを思い出したり、過去の楽しかった出来事を思い返したりする場合も、記憶は静止画のような断片として浮かび、そこに関連する言葉や会話が後から流れてくるような感覚だった。
記憶は最初から一本の動画として保存されているのではなく、静止画のような断片と、その場面の言葉・相手から受けた言葉・自分が感じた感情・その時の状況が組み合わさって、今の自分の中で再構成され、「動画のような記憶」として感じられているのではないかと思った。
人は過去の記憶を、必ずしもそのまま「再生」しているわけではないのかもしれないと気づいた。 嫌な記憶は現在の出来事そのものではなく、似たキーワードや状況によって突然呼び起こされることがある一方、自分から良かったことを思い返すこともできる。 嫌な記憶は突然やってくるけれど、良い記憶は自分から探しにいくこともできると感じた。
まとまったこと
- 記憶は動画としてそのまま保存されているのではなく、静止画のような断片として浮かぶ
- 断片には、その場面の言葉・感情・状況が紐づいていて、それが今の自分の中で再構成される
- 無意識に思い出す記憶(トリガーで蘇る)と、能動的に思い出す記憶(自分から振り返る)がある
- 嫌な記憶は突然やってくるが、良い記憶は自分から探しにいける
まだ言葉になっていないこと
- 単に「過去を保存している」のではなく「その都度組み立てなおしている」のだとしたら、その組み立て方は何によって変わるのか
関連ノート
- 【知的生産】脳が選択して構成した世界 — 知覚も記憶と同じように、脳が選択・構成しているのではという回
元の対話
- 思い出すことについて