細かくではなく、行き来する
【知的生産】細かくではなく、行き来する
解像度を高めるとは、細かく見ることではなく、全体と細部を行き来することだった。
気づいたこと
ソフトバンクグループの孫CEOの講演を聞いて、「創造される未来」を実現するために必要なインフラを、かなり具体的かつ明確に試算していたことが印象に残った。 未来の構想を語るだけでなく、それを実現するために必要な規模まで数字で落とし込んでいて、「解像度がめちゃくちゃ高い」と感じた。
そこから、自分が何かを考えるとき、解像度を高めるにはどうすればいいのかという問いにつながった。 対話の中で、何を明らかにしたいのかを決める → 対象を分解する → 数字・事実・具体例に落とす → 「なぜ?」「本当に?」を掘る → 因果関係を考える → 全体を組み立て直す、という流れが出てきた。
縦方向に深掘りする解像度と、横方向に範囲を広げる解像度という、2つの解像度があるという見方も出てきた。 一つのことを深く掘るだけでなく、周辺との関係や全体構造も見る。全体を俯瞰しながら、必要なところの解像度を高めることが重要だと思った。
「もっと仕事ができるようになりたい」のような抽象的な目標は、「売上を上げたい」→「顧客数か、単価か」→「売上1億円=顧客100社×100万円」のように分解していくと、具体的な構造に変わる。 「健康になりたい」も、体力・睡眠・体重に分解し、「睡眠時間が少ない」→「夜にスマホを見ている」→「23時以降はスマホを見ない」と具体化していくと、行動につながる。
新商品・新サービスを考える場合は、顧客の解像度がさらに重要になると思った。 「中小企業」という括りだけでなく、顧客が何に困っているか・どんな状況か・どれくらい困っているか・どれくらいお金を払えるかまで見る必要がある。
最後に、自分の頭の中だけで解像度を上げても、それが実際のユーザーの現実と一致しているとは限らないと気づいた。 仮説を立てる → ユーザーに確認する → 修正する → さらに具体化する、というアジャイルな進め方が重要だと思った。
まとまったこと
- 解像度を高めることは、細部だけを見ることではない。全体を俯瞰する→分解する→深掘りする→具体化する→全体に戻る、という往復が重要
- 抽象的な話を、構造・数字・因果関係まで落とすことで、何をどれくらいすればいいかが見えてくる
- 新商品・新サービスでは、顧客の課題だけでなく「いくら払えるか」まで見る
- 自分の仮説だけで完結させず、ユーザーに確認しながら現実と照合する
- 流れ: 全体を見る→問いを明確にする→分解する→数字に落とす→深掘りする→因果関係を見る→全体を再構成する→現場で検証する→仮説を修正する
まだ言葉になっていないこと
- 「解像度」を構成する要素を、もっと体系的に整理できないか
- 「縦の解像度」と「横の解像度」を具体的にどう定義するか
- どの時点で「十分に解像度が高い」と判断すればよいのか
- 解像度を高めすぎて、意思決定が遅くなることとのバランスをどう取るか
元の対話
- 解像度を高めるとは何か