結局、何に勝てばいい?
全体を見て、勝敗を決めている変数を見つけ、粗くていいから早く形にする。
気づいたこと
三つの思考法を並べてみたら、そのまま一本の流れになった。
ビッグピクチャー — いま見ているテーマを、一段上のレイヤーから捉える。 部分最適に落ちるのは、視点が中に入りすぎているときだった。 一つ上に上がると、事業全体の因果関係が見える。
ルール・オブ・ザ・ゲーム — この市場は、そもそも何を競うゲームなのか。 勝敗を決めている要因(KSF)が分かれば、努力の向け先が決まる。 ここで一つ誤解を正した。これは比喩としての思考法で、 相手の出方と自分の手を読み合うゲーム理論とは別物だった。混ぜると議論が濁る。
クイック&ダーティ — 大きな問いを立て、本質以外を削ってモデルにする。 精度を上げてから動くのではなく、粗いまま早く形にして、そこから直す。
そして仮説の作り方にも順番があった。 アブダクション(この事実を最もうまく説明する仮説は何か)→ 思考実験 → 反証。 このサイクルを回すと、蓋然性の高い仮説へ速くたどり着く。 最後に「この仮説の真偽を判断するために、最低限何を調べればいいか」と問う。 全部を調べようとしないところが要点だった。
三つをつなぐと、実践フローになる。
観察 → 構造化 → 仮説 → 検証
まとまったこと
一言で覚えるなら:
- ビッグピクチャー — そもそも全体はどうなっている?
- ルール・オブ・ザ・ゲーム — 結局、何に勝てばいい?
- クイック&ダーティ — 本質だけ残したら、何が言えそう?
- アブダクション — この事実を最もうまく説明する仮説は?
- ゲーム理論 — 自分が動いたら相手はどう動き、その結果どうなる?
まだ言葉になっていないこと
- 自社の「ルール・オブ・ザ・ゲーム」(顧客ロイヤル化ゲームの勝敗要因)は On比率だけで説明しきれるのか。他に変数はないか
- クイック&ダーティで作ったモデルは、どこまで単純化すれば本質を保てるのか。失敗しやすいのはどこか
関連ノート
- 同じ情報から、違うものが見える
- 製品ではなく、変化への適応を売る
- 計算より、入れる数字のほうが難しい
- 価値は、相手に起きた変化のこと
元の対話
- Archive/対話ログ/戦略思考フレームワーク実践編