2026.07.31探求・文化

経営戦略の全体像

経営戦略の全体像を、一枚の地図として整理した。

まず戦略とは「目的達成のために、限られた経営資源をどこに集中させ、"何をやるか/何をやらないか"を決めること」。単なるやることリストではなく、どこで戦い、誰にどんな価値を提供し、どう競争優位をつくるかを選ぶ——"選択と集中"そのものだ。

経営戦略は3階層で捉えると見通しがよい。Purpose/Mission/Vision(なぜ存在し、何を成し遂げ、どうなりたいか)を起点に、①全社戦略(どの事業をやるか=事業ポートフォリオと資源配分。PPM・多角化・M&Aなど)、②事業戦略(その事業でどう勝つか=ポーターのコストリーダーシップ・差別化・集中や、ブルーオーシャンなど)、③機能別戦略(マーケ・営業・人事・財務・ITなどが具体的にどう動くか)。

策定の流れは、Purpose→外部環境分析(PEST・Five Forces)→内部環境分析(VRIO・バリューチェーン)→SWOTで統合→クロスSWOTで戦略オプション→全社/事業/機能別へ落とし込み→KPI・OKR・PDCAで実行・修正。ここで大事なのは、SWOTは分析の"ゴール"ではなく"統合の場"だということ。実務では一直線ではなく、行き来しながら磨いていく。

もう一つの要点は、事業ドメインを商品ではなく顧客価値で定義すること。「複合機を売る会社」より「中小企業の業務効率化を支援する会社」と定義する方が、IT・DX・AI・クラウドなどへ展開の幅が広がる。

戦略全社戦略事業戦略機能別戦略